普通教科「情報」の指導と評価について
< 前のページ □□ 次のページ >
V 評価規準と評価の工夫 |
|||||||||||||||||||||||||||
1 評価規準及び指導計画の作成 |
|||||||||||||||||||||||||||
実際の指導場面で使用する教科書は、学習指導要領の目標及び内容に沿って作成されていますが、普通教科「情報」で取り扱われる内容が多岐に渡っていることもあり、教科書よって取り扱う題材に違いがみられます。特に情報科の授業では、知識や技能の習得に偏りがちですので、学習指導要領、国立教育政策研究所が示す「評価規準の作成、評価方法の工夫改善のための参考資料」を参考に、目標や評価の観点の趣旨を踏まえた、評価規準及び指導計画を作成することが大切です。ここではその手順について説明します。 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||
以下に示したのは、学習指導要領に示されている「情報A(1)情報を活用するための工夫と情報機器」における「ねらい」と国立教育政策研究所「高等学校における評価規準、評価方法等の研究開発について(中間整理)」に示されている「評価規準」の例です。
それを踏まえて、実際の学習内容に即して作成した「情報A(1)イ 情報伝達の工夫」における評価規準の例(表1)と指導計画の例(表2)を次ページに示しました。 |
|||||||||||||||||||||||||||
<「情報A(1)情報を活用するための工夫と情報機器」のねらい> | |||||||||||||||||||||||||||
ア 問題解決の工夫 | |||||||||||||||||||||||||||
問題解決を効果的に行うためには、目的に応じた解決手順の工夫とコンピュータや情報通信ネットワークなどの適切な活用が必要であることを理解させる。 | |||||||||||||||||||||||||||
イ 情報伝達の工夫 | |||||||||||||||||||||||||||
情報を的確に伝達するためには、伝達内容に適した提示方法の工夫とコンピュータや情報通信ネットワークなどの適切な活用が必要であることを理解させる。 | |||||||||||||||||||||||||||
「(1)情報を活用するための工夫と情報機器」の評価規準の例 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||
<内容のまとまりごとの評価規準と指導計画(評価計画)の例> | |||||||||||||||||||||||||||
表1 「1章2節 情報伝達の工夫」の評価規準 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||
表2 「1章2節 情報伝達の工夫」の指導計画(評価計画) | |||||||||||||||||||||||||||
|