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・ 普通教科「情報」の指導と評価について

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2 評価の観点について
 学習指導要領に記載されている目標と内容に基づいて指導計画を作成しますが、目標を十分に達成するような指導を行うためにも、指導計画が特定の観点に偏ることのないよう、「関心・意欲・態度」、「思考・判断」、「技能・表現」、「知識・理解」の四つの観点に配慮する必要があります。
  評価の観点は、指導の観点でもあり、四つの観点の趣旨を踏まえて指導計画を作成し、授業を行い、生徒の学習の達成状況を四つの観点ごとに評価することが大切になります。
  情報科の目標及び各科目の目標に対して評価の観点の趣旨が、国立教育政策研究所「高等学校における評価規準、評価方法等の研究開発について(中間整理)」に示されています。 以下に示したのは、情報科と「情報A」の目標と評価の観点の趣旨です。
 
<情報科の目標>
 情報及び情報技術を活用するための知識と技能の修得を通して、情報に関する科学的な見方や考え方を養うとともに、社会の中で情報及び情報技術が果たしている役割や影響を理解させ、情報化の進展に主体的に対応できる能力と態度を育てる。
 
教科の評価の観点の趣旨
関心・意欲・態度 思考・判断 技能・表現 知識・理解
 情報や情報社会に関心をもち、身のまわりの問題を解決するために進んで情報及び情報技術を活用し、情報社会に主体的に対応しようとする。  情報活用の方法を工夫したり、改善したりするとともに、情報モラルを踏まえた適切な判断をする。
 
 情報の収集・選択・処理を適切に行うとともに、情報を目的に応じて表現する。

 
 情報及び情報技術を活用するための基礎的・基本的な知識を身に付けるとともに、現代社会における情報の意義や役割を理解している。
 
 
<「情報A」の目標>
 コンピュータや情報通信ネットワークなどの活用を通して、情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識と技能を修得させるとともに、情報を主体的に活用しようとする態度を育てる。
 
「情報A」の評価の観点の趣旨
関心・意欲・態度 思考・判断 技能・表現 知識・理解
 コンピュータや情報通信ネットワークなどに関心をもち、身のまわりの問題解決を通して情報を主体的に活用しようとする。  情報を収集・処理・発信する方法を工夫したり、結果を踏まえて改善したりするとともに、情報モラルを踏まえた適切な判断をする。  コンピュータや情報通信ネットワークなどを活用して、目的に応じて情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な技能を習得する。  情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を身に付けるとともに、情報社会における情報技術の役割や影響を理解している。
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