普通教科「情報」の指導と評価について
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3 パソコン室や教室の情報機器などの環境整備 |
普通教科「情報」の実習では、コンピュータや情報通信ネットワークを使った調べ学習、情報交換、問題解決などの共同作業(コラボレーション)、プレゼンテーションなど多様な活動を行います。そのために、使用する教室や特別教室など適切な活動の場を時間割に位置付けて確保しておく必要があります。特に、パソコン室は、新学習指導要領の実施に伴い、他の教科・科目でも幅広く使用されるようになりますから、計画的に使用できるような仕組みを整えなければなりません。普通教室や特別教室には、コンピュータやプロジェクタが設置されますが、それらの機器の使用、コラボレーションや話し合いなどの活動がしやすいように、机や機器の配置などについても検討しておくとよいでしょう。
また、授業の中では実習の内容に応じて多様なハードウェアやソフトウェアを使用します。活動に適したものを選定し、準備しておくことが大切です。その際、著作権や知的所有権などについて十分配慮します。また、指導者はその利用について十分習熟しておくことが求められます。 普通教科「情報」の授業は、機器の使用法やソフトウェアの使用法だけを学ぶわけではありませんから、スムーズに利用が図れるように、生徒向けのマニュアルを整えたり、表ヲをわかりやすく工夫したりするなどして、準備しておくとよいでしょう。また、コンピュータとそのネットワークの管理上のルールや利用のガイドラインなども整えておくことも大切です。 |
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図4 話し合いや共同作業(コラボレーション)を想定した普通教室の机の配置例 |