普通教科「情報」の指導と評価について
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3 ルーブリックの作成 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
評価規準には、質的な高まりにおいて「おおむね満足できる」状態が記述されていますが、評定に関わる評価や相互評価などを行う場面では、単に目標を達成したかしないかというだけではなく、実際にどこまで到達しているかという情報を生徒に返していくことが大切です。そのためには、さらに細かい判断規準(基準)を設定しておくことが必要になります。判断規準(基準)を示す方法の一つがルーブリック(Rubric)です。ルーブリックは学習者の状態を数段階に設定し、具体的な言葉で記述したものです。「○○がいくつ以上できる」といった具体的な数値を記述した量的な基準と、質的な高まりを記述した質的な規準があります。量的な基準は、基準がはっきりしているので正確なチェックがしやすいのですが、質的な規準は、「極めて」とか「とても」などのように、曖昧な表現を使うことが多いため、主観が入りやすく個人によって評価がばらつくことが考えられます。実際にルーブリックを作成する際には、質的な表記に数値的なものを組み合わせることによって、より具体的になるよう工夫することも大切です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<アルゴリズムにおけるルーブリックの例> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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