目
的 |
幼小の教育活動や指導方法の違いを深く理解した上で、幼小の円滑な接続の重要性や接続期のカリキュラムの充実について指導的な役割を担える人材の育成を図る。
|
日
時 |
令和 6年 6月20日(木) 13:30~16:00
|
対
象 |
市町教育委員会、保育主管課により選定された幼稚園、幼保連携型認定こども園、保育所、小学校、義務教育学校の教職員 12名(幼・こ・保6名、小・義6名)
|
研
修
内
容 |
授業参観「児童期の教育」(第1学年生活科)
協 議「入学当初の教育とは」
|
講
師 |
益子町立益子西小学校 教諭 大塚 真由美 先生
県総合教育センター幼児教育部・県幼児教育センター職員
|
研
修
の
様
子 |
|
研
修
評
価
・
振
り
返
り
シ
|
ト
か
ら |
〇本日の研修は、御自身のキャリアステージに応じた資質・能力の向上に役立つ内容でしたか。
|
そう思う
|
|
そう思わない
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
幼 |
1(100%) |
0(0%) |
0(0%) |
0(0%) |
保 |
4( 80.0%) |
1( 20.0%) |
0(0%) |
0(0%) |
小 |
5( 83.3%) |
1( 16.7%) |
0(0%) |
0(0%) |
全体 |
10( 83.3%) |
2( 16.7%) |
0(0%) |
0(0%) |
〇研修者の声
【幼稚園・こども園・保育所】
- 卒園児の成長も見られ、とても有意義な時間だった。生活科の授業を始めて参観した。その中で、先生の個々の子どもたちの思いを引き出す力に大変感動した。その後のペアの先生との協議で、架け橋期の子どもたちの関わりの重要性を再認識した。この学びを園に持ち帰り、共有したいと思う。
- 子どもたちのやりたいという気持ちを引き出した活動になっており、主体的な学びへの姿勢が感じられた。
- 小学校の先生の言葉のレパートリーは幼児期の子どもたちも喜ぶ言葉がたくさんあった。成功体験を大切にしているところも取り入れていきたい。
- 授業参観をとおして、園と小学校のつながりに気付くことができた。園での伝え方の工夫が、小学校でも同じようにされていたところが、スムーズに小学校生活に入れるように感じた。
- 1年生のこの時期の生活科の授業を参観でき、様々な学びがあった。授業の導入の工夫、絵カードの活用、一人一人の気持ちに寄り添ったアプローチがされており、幼稚園の日常と通じるものがあった。また、子どもたちの心に寄り添うことを心がけた授業がとてもよかった。
- 小学校参観は初めてのことだったので、小学校に子どもたちを送り出す年長担任として、よい経験になった。
【小学校】
- 工夫を重ねながら粘り強く取り組むためには、子どもたちの「やりたい」「伝えたい」「もっとやりたい」という気持ちが不可欠である。幼児期と小学校の接続期における環境設定や活動内容等の工夫で、意欲の高揚が図れると再認識した。幼児期の経験・体験を土台に、子どもたちの意欲を引き出すために何ができるか考えていきたい。友達の手を引き「わたしの朝顔を見て!」と嬉しそうに話す子どもの姿が印象的だった。
- 「小学校の学習として」という視点で授業を参観したが、幼児教育からのつながりとして授業を参観するには、また違う視点をもたなければいけなかったと反省し、事前にもう少し理解が必要だったと感じた。今後の研修・ペアの先生との交流などを通して、児童期の教育の進め方、カリキュラムについて、もう少し深く考えていきたいと思った。
- 授業を参観させていただき、教師の言葉かけの大切さがよく分かった。とても素敵な言葉かけをしていて、子どもたちが笑顔で学習に臨んでいたのが印象的だった。また、今回のテーマ「工夫を重ねながら粘り強く取り組む」という視点で見ると、掲示などを活用して継続的に観察してきた過程がよく分かり、「これからもしっかりお世話をしていこう」という児童の意欲にもつながっていくと感じた。
- 授業を参観させていただき、発達段階に合わせた言葉かけや視覚的支援の大切さを改めて感じることができた。また、保育園の先生との協議を通して、幼児期とのつながりや自分にない視点の意見を知ることができた。ジョイントカリキュラムの作成に生かしたい。
- 「音楽や環境を効果的に使って楽しい雰囲気で学習をスタートする」「いくつかの選択肢を設定して、子供たちの意欲や個性を大切にしながら進める」「音楽で歌った遊び歌を取り入れたり、国語でも使えるカード(ユニバーサルデザイン)を使ったりする」等、授業への関心を高め、ねらいに到達できるように支援をしていることが参考になった。
- 視点を与えること、時間で区切ること、声かけの仕方、ユニバーサルデザインの充実など、授業の進め方だけではなく、教室環境についても学ぶことができた。
|