平成17年度 栃木県教育研究発表大会 学力向上部会Ⅱ 概要
「自ら学ぶ人」の実現
~ 生徒の「満足感」をもとにした授業評価と授業改善を中心に ~
佐野市立葛生中学校 飯田 誠
佐野市立葛生中学校 野村 隆一
本校では、「確かな学力」の向上のためには、特に学ぶ意欲や学び方を身に付ける「自ら学ぶ力」をもつ人を育てる必要があると考えた。
取組に当たっては、自ら学ぶ意欲を生徒が判断するとともに、教師の指導に対して「分かった、できた、がんばった、がんばろう、仲間と協力できた」などの意識をもてたかどうかを振り返るものとして、『満足感』という指標を設定した。生徒による「授業への満足感」をもとに、教科の取組や教師の指導方法を冷静に見つめ直し、謙虚に改善を行った。また、生徒一人一人の満足感を高めるために、「垣根のない教科部会」やノーチャイムでの学習など、特色ある取組を行った。
ここでは、生徒による「授業への満足感」をもとにした2種類の学習意識調査「学習カード」と「満足感の意識調査」を活用した授業改善を中心にしながら発表する。