調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 令和5(2023)年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 5 地域との連携・協働を推進するための校内体制の整備
― 子ども・教職員・地域のウェルビーイングの向上を目指して ― - 日光市立猪倉小学校 臼杵 大輔
- 内地留学生研究集録(53集)pp.19-22
- 予測困難な時代の中、学校教育において地域との連携・協働の必要性が増している。そこで、校内体制を見直し整備することが、地域との連携・協働をより推進させ、子ども・教職員・地域のウェルビーイングの向上につながるのではないかという仮説を立てた。ヒアリング調査と所属校での実践を通して、三つの視点「教職員の理解を促す取組」「地域との連携・協働の業務の手続き・流れ」「役割分担」から分析した校内体制の見直しのモデル及び校内体制の在り方を示す改善型のモデルを示すことができた。改善型の校内体制を実現するためには、継続性のある活動が不可欠であること、地域連携の推進とウェルビーイングの向上には関連性があることが明らかとなった。また、その関連性には、校内体制の整備が重要な役割を果たすことも分かった。