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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 令和5(2023)年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 2 授業改善を支える組織的な授業研究の工夫
      - 子どもの情動が高まる場面に焦点を当てた授業研究 -
  • 栃木市立南小学校 相良 清仁
  • 内地留学生研究集録(53集)pp.7-10
  •  授業研究は、教師の力量形成や授業改善の視点から効果が高く、教師の専門性を組織的に高めることができる取組といえる。しかし、学校において教師が多様な業務を抱える中で、授業研究の時間を確保することが難しい上に、形骸化やイベント化しやすいといった課題も見られる。本研究では、ICT機器の活用や、授業のねらいと子どもの変容を促す工夫を示したカードの作成・活用により、短時間で日 常的な授業研究や同僚との深い省察が可能になり、教科指導の意識の変容につながると考えた。授業研究の一つの形として、子どもの情動が高まることを構想した場面を短い動画にして共有し、視点を明確にして授業を分析することを実践した結果、参観者が子どもの表情や発言の様子を焦点化して捉えやすくなり、教科指導における自信の高まりや不安の解消につながる可能性が示された。




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