教科「情報」指導事例
大学情報データベースをつくろう
学習指導要領との関係
データベース
本項目の指導目標
情報を蓄積・管理するためのデータベースの概念を理解させ、簡単なデータベースを設計し、活用できるようにする。
・ 簡単なデータベースを作成することができる
・ 利用しやすさを考慮に入れた設計ができる
・ 大量のデータの中から、自分の必要なものを検索し、利用することができる
指導の概要(総時数:7時間)
指導項目 | 指導時間 | 使用教材等 |
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データベースとは 表(テーブル)の定義 |
1 | 生徒作業シート(Word) 指導資料CD-ROM |
データベースの設計 初期データの入力 リレーションシップの設定 ビュー表(クエリ)の作成 入力フォームとレポートの作成 |
3 | |
データベースの構築 本データの入力と動作確認 実習のまとめ |
3 |
指導展開例(1時間目) 「アルゴリズムのわかりやすさ」
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
---|---|---|---|---|
導入 | データベースとは | 10分 | 関係データベースの概念、構造を理解させる。 | 使用ソフト:Microsoft Access2002 |
展開 | 表(テーブル)をつくろう 項目の洗い出し 項目の定義 |
25分 | データベースに必要な項目を設計することができる。 |
生徒作業シート 各グループの意見を出し合って、データベースに必要な項目の取捨選択をさせたい。 作成する表は3〜4程度とする。 (後で追加することも可能) |
表の設計 表定義と項目関係の設計 |
10分 | データベースに必要な表に、項目を割り当てることができる。 リレーションシップの設計ができる。 |
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まとめ | 今日わかったことをまとめよう | 5分 | 関係データベースの概念、構造を理解させ、データベースの基本設計をすることができる。 |
指導展開例(2〜4時間目) 「データベースの設計」
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
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展開 | データベースを設計しよう 初期データの入力 リレーションシップの設定 |
50分 | 前時の設計をもとに、データ入力およびリレーションシップの設定ができる。 | 生徒作業シート![]() 使用ソフト:Microsoft Access2002 選択クエリあるいはSELECT文の使い方を補足する。 データベースソフトウェアの自動作成機能を活用する。 |
ビュー表(クエリ)の作成 |
50分 | 検索結果を表示するビュー表を作成することができる。 |
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入力フォームの作成 レポートの作成 |
10分 | データ入力の効率をあげる入力フォームと、結果を見やすくするためのレポートを作成することができる。 |
指導展開例(5〜8時間目) 「データベースの構築」
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
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展開 | 本データの入力 |
100分 | 設計したデータベースに必要なデータを入力することができる。 |
グループ毎に作業分担(テーブル毎あるいはデータ分け)させ、効率よくデータ入力させる。 |
動作確認 実習のまとめ |
50分 | 作成したデータベースを操作し、データを検索・利用することができる。 データベースの概念・構造・有用性を理解させる。 |
グループ毎に3分程度で発表させる。 他グループの作品の良い点・改善すべき点を評価させたい |
使用教材及びWebコンテンツ
使用教材 | |
教材名 | 生徒作業シート |
作成ソフト | Microsoft Word2002 |
活用のポイント | A4 2枚をB4 1枚にレイアウトし配布しています。授業の最後に提出させています。 簡単な自己評価欄もあります。 |
使用教材 | |
教材名 | 大学情報データベース (サンプル) |
作成ソフト | Microsoft Access2002 |
活用のポイント | 4つのテーブル(大学・学部・日程・入試)があり、一部の国公立大学のデータと基本的なリレーションシップが設定されています。説明用にどうぞ。 |