教員と子どものための
これだけは、知ろう、守ろう、実践しよう ネットトラブルにあわないために
ネットオークション・ショッピング被害にあわないために ~指導のポイント~
ねらい
ネットオークション・ネットショッピングに関する事件・事故が年々増加し、低年齢化しています。このような事件・事故に巻き込まれないために、個人情報の管理の大切さや被害にあったときの対処法について理解させます。
学習の場面
- 保護者会向けの講話資料として活用すると効果的です。
- 朝の会、帰りの会の講話や技術・家庭科で消費者教育をするときの資料として取り扱うと効果的です。
指導上の留意点
- コンピュータや携帯電話から、インターネットを利用したネットオークションやネットショッピングが気軽にできる時代になってきました。一方、気軽にできる反面、中学生がネットオークションで詐欺行為をして摘発されるなど、ネットオークションやネットショッピング犯罪が増加していることを理解させます。
- ネットショッピングは、ますます一般家庭での利用が増加していく傾向にあります。保護者に知識がない場合も考えられるので、機会を見つけて啓発していくことが必要です。
- ネットオークションやネットショッピングの被害にあわないために次のことに気を付けさせます。
● 個人情報を安易に入力・公開させない
個人情報とは、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなど、個人を特定できる情報であることを理解させます。
インターネットを利用していると、個人情報の入力を促される場面に出会うことがあります。危険性を理解し安易に入力しないよう指導します。
● ユーザIDとパスワードの徹底管理
インターネットを利用する上で、ユーザIDとパスワードは大切なものであることを十分理解させます。他人のユーザIDとパスワードを、たとえいたずらやおもしろ半分からであっても、勝手に使うと「不正アクセス」行為という犯罪になることを理解させます。
- 個人売買は、あくまでも自己責任が原則です。そのためにも、インターネット上に掲載されている情報が正しいかどうか、相手を確認する必要性を理解させます。
- トラブルが発生したら、なるべく早い時期に消費生活センター等の専門機関に相談させます。
栃木県消費生活センター
電話 028-665-7744