目 的 |
教頭の職務、今日的な教育課題、学校経営の在り方等について総合的に理解を深め、教頭としての資質の向上を図る。 |
日 時 |
平成22年6月10日(木) 9:30~16:00 |
対 象 |
小・中学校の新任の教頭 |
研修内容 |
1 講話「学校における人権教育の推進と教頭の役割」
2 講話「特別支援教育における教頭の役割」
3 研究協議「執務上の諸問題」
4 講話「学校経営と教頭の役割」
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講 師 |
県教委事務局総務課人権教育室副主幹
県教委事務局特別支援教育室長補佐
宇都宮大学教育学部 松本 敏 教授
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研修の様子 |

講話「学校における人権教育の推進と教頭の役割」 |
研修評価・振り返りシートから |
- 0 研修の満足度、研修へのニーズ
- 研修満足度
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とても参考になった |
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参考にならなかった |
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4 |
3 |
2 |
1 |
無回答 |
小学校 |
64.7% |
35.3% |
0% |
0% |
0 |
中学校 |
80.0% |
20.0% |
0% |
0% |
0 |
計 |
69.0% |
31.0% |
0% |
0% |
0 |
- 研修ニーズ(主な回答)
- 先輩教頭先生の話
- 危機管理
- メンタルヘルス
- 教育法規、法規演習
- 1 講話「学校における人権教育の推進と教頭の役割」
- 【研修の目標】
本県の施策等について理解を深め、管理者として学校における人権教育の推進について、果たすべき役割や在り方を理解する。 |
- 【本県の人権教育の施策を踏まえて、自校における人権教育を推進するために、教頭としてどのようなことに取り組もうと思いましたか。(主な回答)】
- 教職員の立ち居振る舞いそのものが人権教育であるとの言葉を重く受け止め、教頭として率先垂範に努めるとともに、リーダーシップを発揮し、人的(物的)環境づくりに力を入れたいと思います。
- 「教頭は職員室の担任である。」との視点から、職員室内での人権教育の推進に努めたいと思います。特に職員が互いに理解し、認め合う雰囲気づくりを更に進めていきたいと思います。
- 特に本校の生徒の実態をふまえ、インターネットによる人権侵害をとりあげたいと思います。人権教育主任、生徒指導主事等と連携し、推進したいと思います。
- 2 講話「特別支援教育における教頭の役割」
- 【研修の目標】
教頭としての、特別支援教育にかかわる校内体制づくりや関係機関との連携の在り方について理解する。 |
- 【特別支援教育にかかわる校内体制づくりについて、どのような点が参考になりましたか。(主な回答)】
- 担任(担当)が一人で対応するのではなく、個別の指導計画を活用し、全教職員で取り組む必要性を強く感じました。
- 校内支援体制をより整備するために、コーディネーターと連携し、情報共有と全職員同一歩調のための調整の必要を再確認することができました。
- 通常の学級で特別支援教育を進めていくことが、本校でも大きな課題となっていますが、指導計画の活用等が大きな参考となります。また、障害の概念についても十分に理解していきたいと思います。
- 3 研究協議「執務上の諸問題」
- 【研修の目標】
自校における執務上の課題とその対処法について協議することを通して、よりよい対処法を考え、学校経営に役立てる。 |
- 【研究協議を通して得たことを、今後の学校経営にどのように生かそうと思いましたか。(主な回答)】
- 各学校における課題の話し合いの中で浮かび上がってきた共通点は、「人とのかかわり」や「人間性」です。限られた条件の中で学校を活性化させる原動力は、職員一人一人であり、職員をどう育てるか(共に育っていくか)、教頭として大切な役割の一つであると思いました。そのためにも、まず自分自身が人間として成長していくこと、教師としての資質を高めていかなければならないと思いました。学校が活性化することは、よりよい子どもを育てることにつながることを全職員で共有化することから取り組みたいと思います。
- 教頭一人が駆け回っても何もできないこと、組織や地域の力を生かすことが重要であることを確認できました。
- 校長の学校経営ビジョンを理解し、それに向かって教職員が同じ方向に進むよう、先生方の背中を押していきたいと思います。
- 4 講話「学校経営と教頭の役割」
- 【研修の目標】
今日的な教育課題を踏まえて、学校に何が求められているか、教頭としてそれにどう取り組んでいかなければならないかについて理解し、教頭に求められる役割について確認する。 |
- 【講話を聞いて、教頭としてどのようなことを心掛けていこうと思いましたか。(主な回答)】
- 学校における同僚性を高めるための校内授業研究をうまく進められるように、学習指導主任が動きやすい体制づくりに心掛けていきたいと思います。また、研究授業をしてよかったと担任が思えるような言葉かけ、支援にも心掛けたいと思います。
- 先生同士にも能力差があります。それらを越えて、気にすることなく、臆することなく、学びあい、励ましあえる教師集団、支えあえる集団を作ることを目指したいと思います。
- “サイレント・マジョリティの心をつかむ”という点が参考になりました。常に広い視野で事に当たれたらと思います。
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