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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 令和6(2024)年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 6 理科を学ぶ意義や有用性の実感につながる授業の在り方
  • 大田原市立佐久山小学校 舩山 歩
  • 内地留学生研究集録(54集)pp.23-26
  •  近年、各種調査等において、理科の学習は「好き」と感じている児童が多い一方、「大切」「役に立つ」と感じている児童は少ない傾向にある。また、学習指導要領では、「理科を学ぶことの意義や有用性の実感及び理科への関心を高める観点から、日常生活や社会との関連を重視する」と示されている。本研究では、学習内容と日常生活を関連させた単元計画を作成し、児童は問題解決に自信がなく教員は理科の指導に自信がないといった現状を踏まえ、問題解決の過程を重視した学習活動を設定した。授業実践と考察の結果、主体的に学ぶ児童や学習内容の理解を深めたり理科が好きだと感じたりする児童、生活の中の理科に気付き、「大切」「役に立つ」と感じたりする児童が増加した。日常生活との関連を図ることや問題解決の過程を重視することは、理科を学ぶ意義や有用性の実感につながることが分かった。




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