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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 令和6(2024)年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 3 同僚性・協働性に着目したチームの在り方
      ― よりよい学級集団づくりのために ―
  • 鹿沼市立菊沢東小学校 榎本 恭子
  • 内地留学生研究集録(54集)pp.11-14
  •  近年、学校現場において多様な問題が山積し、学級担任のみの対応では指導が困難となる学級も見られ、教員が同僚性や協働性を高め、チームとして組織的にかかわる必要性が指摘されている。本研究では学級集団づくりを支えるチームを二つ編成し、それぞれの特徴を生かした取組を分析した。学年のつながりによるチームの取組は、日頃から各学級の実態や担任の困り感を把握して、解決策の検討や実施ができ、課題未然防止及び対応型の機能を有することが確認できた。年齢や経験年数が近いチームの取組は、関係性の希薄化を解消し、心理的安全性や同僚性・協働性を高める機能を有する。また、そこでの学びが学級集団づくりのための指導に生かされていると考えられる。これらのことから、教職員がチームとして組織的にかかわることは、学級集団づくりを支える手立てとして有効であることが確認できた。




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