調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 令和3(2021)年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 7 保護者・教職員・児童のコミュニティ・スクールへの参画意識を高める
― CSに対する認知度を高め、多様な意見を学校運営協議会に提案する ―
- 那須町立黒田原小学校 田代 大介
- 内地留学生研究集録(51集)P29~P32
- コミュニティ・スクールの運営・推進に当たっての課題として、学校運営協議会の存在や活動が地域や保護者にあまり知られていないことが挙げられる。地域全体で子どもたちの学びを展開していくためには、保護者・教職員・児童など多様な主体の参画意識を高めていくことが必要である。そのために、「児童が保護者に学校と地域が連携した活動を紹介すること」「教職員対象のCS講座を実施すること」「児童の意見を学校運営協議会に提案すること」を実践した。成果は、実践にヒアリング調査や研修会への参加で分かったことを加味して分析と考察を行い、三つの実践の有効性を確認できたことである。また、実践のための計画づくり・体制づくりを見いだすことができたことも成果といえる。これらの成果
を踏まえて、学校と地域が連携した活動の充実を図っていくための提案をまとめた。