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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 令和3(2021)年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 4 子どもの思いに寄り添ったかかわりを目指して
      ― 子どもの姿からかかわりについて考察する ―
  • 栃木市立大平中央小学校 曽根 美幸
  • 内地留学生研究集録(51集)P17~P20
  •  子どもの行動だけでなく、その背景にある思いに目を向けることは、子どもを理解する上で大切であると考えた。そこで個別と集団の中での二つの実践を通して、子どもの思いに寄り添ったかかわりについて考察した。子どもの思いを理解するために、教師が受け止めた子どもの思いを子どもに返し、その反応から捉え直しをし続けるかかわりが大切なことが分かった。そして、子どもの思いを受け止めようとすることは、発達段階に関係なく子どもの安心感やかかわり手との信頼関係の形成につながることが確認できた。また、教師が受け止めた子どもの思いを、周囲の子どもたちと共有することは、子ども同士をつなぐ上で大切なかかわりであり、互いを認め合える関係性や安心できる環境につながっていくことも確認できた。こうしたかかわりにより、子どもたちが安心して学びに向かえるようになると考える。




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