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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 令和3(2021)年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 1 自尊感情を土台とした指導・支援の工夫
    ― 「レジリエンス」の気付きを得るために ―
  • 鹿沼市立粟野中学校 和賀井 裕子
  • 内地留学生研究集録(51集)P5~P8
  •  思春期の生徒にとって、自分自身と向き合い、ありのままの自分を受け入れながら、自分を支える心の基盤を育んでいくことは必要不可欠であると感じている。そこで着目したのが「レジリエンス」である。このレジリエンスを切り口として、困難を乗り越えてきた自分を見つめ直したり、自分や自分の身近にある資源を見いだしたりすることで、生徒の自己受容を促せるのではないかと考えた。本研究を通して、自尊感情を土台として信頼できる他者とかかわり、自分がすでにもっているレジリエンスに気付く過程が、前向きな心の変容につながることを確認できた。また、教師と生徒がかかわり合うことで得られた信頼感や安心感は、良好な人間関係の構築を後押しするのではないかという見通しをもつことができた。今後は、様々なレジリエンスの気付きを個に応じた指導・支援の充実につなげていきたいと考える。




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