教科「情報」指導事例
数値の表し方
学習指導要領との関係
情報の表し方
本項目の指導目標
コンピュータなどにおける、文字、数値、画像、音などの情報のデジタル化の仕組み及び2進数表現、標本化などの考え方や情報の単位としてのビット、バイトなどについて理解させる。
指導の概要(総時数:6時間)
指導項目 | 指導時間 | 使用教材等 |
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情報の表現の仕方 | 1 | |
2進数 情報のディジタル化 | 1 | Webコンテンツ |
文字情報のディジタル化 | 1 | |
音声情報のディジタル化 | 2 | |
画像情報のディジタル化 | 1 | |
ファイル情報 | 1 |
本時のねらい
日常生活とコンピュータの中では数値の表現方法が異なることを理解する。
コンピュータにおける情報の表し方の仕組みを理解する。
指導展開例
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
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導入 | 人間の情報表現とコンピュータの情報表現の違い(この時間は数値の表現について)を学ぶことを説明する。 | 5分 | 私たちは普段数をどのように数えているか(何種類の数字を使っているのか)あらためて考えさせる。 | 0から9までの10種類の数字を使用しているので「10進数」ということを説明する。 |
展開 | 10種類の数字を用いて、いつでもどんなときでも正確に情報が伝達できるのか、ジェスチャーゲームをする。 一問ごとに答え合わせをし、正確に伝わっているかどうか確認する。 次に、表現方法を2種類(0と1)にして同じようにジェスチャーゲームをする。 同じように一問ごとに答え合わせをする。 |
40分 | 体を使って表現することで、理解を助ける。 おそらく全て正確には伝わらない。 10種類も表現方法があると、その手段によって正確に表現、伝達することは難しいことに気づかせる。 表現方法が減る(2種類になる)とあいまいな部分がなくなり、判断、表現、伝達がしやすくなることに気づかせる。 |
足先を0、頭頂を9とする。1〜8の場所は解答者が判断し、出題者との取り決めはしない。8桁の数字を体で表現する。 足先を0、頭頂を1とする。同じように8桁の数字を表現する。 |
ふたつのジェスチャーゲームの結果をアナログとデジタルに当てはめ、コンピュータはデジタルなので、2種類の数字しか使用していないということを説明する。 10進数から2進数への変換、2進数から10進数への変換の仕方を理解させる。 |
あいまいな部分があるのはアナログ、それがなく細かい部分まではっきりしているのがデジタル。 | 情報機器と情報社会のしくみ素材集より、 http://www.sugilab.net/jk/joho-kiki/2104/index.html ビットパターンと2進法の図を表示する。10進数と2進数を対応をみる。 簡単な練習問題を解かせる。 |
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まとめ | 正確に表現、判断、処理をするために、コンピュータは0と1の2種類の数字を使用している。 | 5分 | コンピュータは0と1の2種類の数字で数を表現していることを理解させる。 | 数値だけでなく、文字はどのように表すのか、次時につなげるために質問を投げかけておく。 |
使用教材及びWebコンテンツ
Webコンテンツ | |
Webページ名 | 情報機器と情報社会のしくみ素材集のホームページ(http://www.sugilab.net/jk/joho-kiki/index.html) |
コンテンツタイトル | ビットパターンと2進数の図 |
URL | http://www.sugilab.net/jk/joho-kiki/2104/index.html |
活用のポイント | 10進数と2進数の対応を、図示しながら説明して理解させる。 |