教科「情報」指導事例
プライバシー
学習指導要領との関係
情報収集・発信における問題点
本項目の指導目標
個人情報(氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、勤務先、Eメールアドレス、ID、パスワード、クレジットカード番号等)の流出、原因はどこにあるのか、そして、その予防対策はどうすればよいのか、などを考えさせ、理解させる。
指導の概要(総時数:1時間)
指導項目 | 指導時間 | 使用教材等 |
---|---|---|
個人情報 | 1 | Webコンテンツ |
指導展開例
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
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導入 | 「プライバシー」のについて理解する。 | 5分 | インターネットや携帯電話などのネットワーク上の「個人情報」について考えさせる。 | 身近な事例を提示して授業を展開する。 |
展開 | 「個人情報の流出」とはどういうことかを、さまざまな事例や仮想体験ができるWebページにアクセスして考えてみる。 <原因> 1.第三者が悪意を持って公開する。 2.第三者が保有するデータが不注意により流出する。 3.自分が運営するホームページから不注意により流出する。 4.不正アクセスにより意図的に持ち出される。 5.個人情報収集目的のサイトに騙される。 <対策> 懸賞サイト、掲示板での投稿、会員登録フォームなどに個人情報(Eメールアドレス等)をむやみに書き込まないことが大切。 |
35分 | 個人情報(氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、勤務先、Eメールアドレス、ID、パスワード、クレジットカード番号等)の流出、原因はどこにあるのか、そして、その予防対策はどうすればいいのか、などを考えさせ、理解させる。 <重要ポイント> 不用意に情報を渡さないこと。この一言に尽きる。 |
仮想体験をしてみる。ただし、扱う題材は「掲示板」と「ネットショッピング」
にとどめる。 http://www.wmc.gr.jp/security/index.htm さまざまなケースが考えられることに注意させる。 http://www.web110.com/cyberacademy/ch05.html |
まとめ | 個人情報を送信する場合には、その相手方が信頼できるかどうかを「プライバシーポリシー」の内容や「プライバシーマーク」の有無で見極め、必要最小限の情報だけを提供するように心がけることが大切。![]() |
10分 | 情報モラル(前時の授業)に関連させて、「スパイウェア」の存在や「プライバシーマーク」について知識を深めさせる。 | Webページの一番下などに「プライバシー」や「プライバシーポリシー」などと記載されていることに関心を向けさせる。 http://privacymark.jp/ |
使用教材及びWebコンテンツ
Webコンテンツ | |
Webページ名 | 日本情報処理開発協会 (http://privacymark.jp/) |
コンテンツタイトル | 11. マークのロゴと表示の形式 |
URL | http://privacymark.jp/privacy_mark/guidance/use_permission.html |
活用のポイント | プライバシーマーク制度の骨子が説明されています。 |
Webコンテンツ | |
Webページ名 | 吉田喜彦ブランドの教材シリーズ (http://www.wmc.gr.jp/security/index.htm) |
コンテンツタイトル | 情報モラルを学ぼう |
URL | http://www.wmc.gr.jp/security/index.htm |
活用のポイント | 情報モラルやプライバシーの仮想体験ができます。 |
Webコンテンツ | |
Webページ名 | Web110 (http://www.web110.com/) |
コンテンツタイトル | サイバーアカデミー |
URL | http://www.web110.com/cyberacademy/index.html |
活用のポイント | 「ハイテク犯罪」(コンピュータ技術及び電気通信技術を悪用した犯罪)の事例等があります。 |