教科「情報」指導事例
音のディジタル化
学習指導要領との関係
情報の表し方
本項目の指導目標
音の情報をコンピュータで表す方法についての基本的な考え方を理解する。
音声を標本化・量子化し、その違いを実感させ、必要な情報を送信する最適な方法を理解する。
指導の概要(総時数:3時間)
指導項目 | 指導時間 | 使用教材等 |
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情報の最小単位 | 1 | |
文字のディジタル化 | 1 | |
音のディジタル化 | 1 | Webコンテンツ 実習の説明資料(PDFファイル) |
指導展開例
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
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導入 | 音の聞き比べをする。 | 5分 | 同じタンチョウの鳴き声でも聞こえ方が異なることを理解する。 | タンチョウの鳴き声を、81k 98kで http://www.dosanko.co.jp/sound/index.html 聞き比べる |
展開 | サンプリングレートを学習 量子化を学習 サウンドレコーダーの使い方を学習 |
20分 | サンプリングレートを理解する。 量子化を理解する。 サウンドレコーダーの基本操作を身につける。 |
音声波形の標本化、量子化を、作図を通して学習する。 音声波形のAD変換を、 http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/2010/tv/jouhou/archive/chapter015.html で学習する。 サウンドレコーダーの基本操作を http://www.cdwavmp3.com/bangai/resampling_soundrecorder.html で、学習する。 音のディジタル化(説明資料) ![]() |
サンプリングレートを何通りかに変えて自分の音声をディジタル化する。 ディジタル化した音声を再生し、音質を聞き比べる。 サンプリングレートの違いによるデータ量の変化を調べる。 通常の会話で違和感のないサンプリングレートを調べる。 |
20分 | サンプリング周波数の違いによる音質の違いを体験する。 音質の優れているものほど、データ量が大きくなることを理解する。 通常の会話では、高品質の音声は必要ないことを理解する。 |
音質には、主にCD、ラジオ(カセット)、電話(ボイス)の3つがあり、それぞれの音声設定を確認する。 必要に応じて、データ量を計算で求め、比較しても良い。 |
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まとめ | 気付いたことをまとめる。 | 5分 | 目的により必要な音質を選択する必要があることを理解する。 |
使用教材及びWebコンテンツ
Webコンテンツ | |
Webページ名 | 北海道の音(http://www.dosanko.co.jp/sound/index.html) |
コンテンツタイトル | タンチョウの鳴き声 |
URL | http://www.dosanko.co.jp/sound/index.html |
活用のポイント | タンチョウの鳴き声が、(81k)と(98k)の2種類ある。 |
Webコンテンツ | |
Webページ名 | CD→WAVE→MP3(http://www.cdwavmp3.com/) |
コンテンツタイトル | CD→WAVE→MP3のページ |
URL | http://www.cdwavmp3.com/ |
活用のポイント | 番外編(リサンプリング)では、Windowsに標準搭載されている「サウンドレコーダー」を利用したWAVEファイルの音質(保存形式)を変更する操作方法を具体的に紹介している。 |
Webコンテンツ | |
Webページ名 | NHK高校講座 | ライブラリー | 情報A(http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/2010/tv/jouhou/index2.html) |
コンテンツタイトル | 第15回 アナログとディジタル |
URL | http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/2010/tv/jouhou/archive/chapter015.html |
活用のポイント | 理解しにくい音声波形のAD変換や標本化、量子化をわかりやすく図解している。 |