教科「情報」指導事例
名刺の作成
学習指導要領との関係
情報の統合、相互評価
本項目の指導目標
さまざまな情報を統合できる技術を身につけるとともに、自分の思いを伝えるための表現やデザインについて学ぶ。
指導の概要(総時数:4時間)
指導項目 | 指導時間 | 使用教材等 |
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マルチメディア | 1 | |
名刺の作成(1) ・記載情報(項目)レイアウトとデザイン ・ディジタルカメラ/携帯電話のカメラで顔写真を撮影する |
1 | 名刺デザイン用紙(一太郎) FD ディジタルカメラ |
名刺の作成(2) 入力/編集作業、データの保存 |
1 | FD |
作品の提出と相互評価 | 1 |
指導展開例(1時限目) 「名刺の作成(1)」
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
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導入 | 画面に提示したような「名刺」をデザインしてみる。 記載項目(表) ・氏名・職業・写真・連絡先 記載項目(裏) ・プロフィール・趣味・特技 |
10分 | マルチメディアの実習をさせる。 「名刺」にどんな情報を載せるか検討させる。 |
デザイン用紙を配布し、操作手順を画面で見せながら説明する。 名刺デザイン用紙 ![]() |
展開 | 課題実習<名刺の作成(1)> -- デジタルカメラ -- ■デジタルカメラで各自の顔写真を友達同士でお互いに撮影する。 ■撮影が終わったら、 @各自のパソコンに画像ファイルとして取り込み、FDに保存しておく。 AFDに保存した自分の写真データを確認する。 -- 携帯電話CCDカメラ -- ■各自の携帯電話CCDカメラで同様に撮影する。 ■撮影が終わったら、 @写真データを各自のパソコンへEメールで送信し、 Aその添付ファイルをFDに保存しておく。 BFDに保存した自分の写真データを確認する。 |
35分 | (素材の準備と保存) 友達同士でお互いに顔写真を撮影させる。 USB接続なので、ケーブルでつないでスイッチを入れると自動で画像データをパソコンに取り込んでくれることを理解させる。 携帯電話のCCDカメラで同様に撮影させ、それを各自のパソコンへEメールで送信し、添付ファイルをFDに保存すればパソコンに取り込めることを理解させる。 |
生徒個人のスキルの差に十分配慮する。 生徒一人ひとりがデジタルカメラを使ってみる。 手ブレなどで失敗したら撮り直させる。 デジタルカメラの台数が限られているため、教師の側で一括して画像データをパソコンに取り込み、サーバの「共通」フォルダに掲載しておく。そのフォルダから自分の写真をFDに保存する。 添付ファイルをクリックして、マウスの右ボタン「名前を付けて保存」を操作すれば、FDに保存できる。 |
まとめ | ドラッグ&ドロップで、各自のFDに写真データをコピーする。 | 5分 | FDの保管とともに「情報の管理」ということも考えさせる。 | 各自でFDの保菅をさせる。 |
指導展開例(2時限目) 「名刺の作成(2)」
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
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導入 | ラベル印字ソフトを使って「名刺」をレイアウトしてみる。 ■写真データを保存したFDをドライブにセットし、印字ソフトをアイコンで起動する。 |
10分 | マルチメディアの実習をさせる。 ラベル印字ソフトを操作する。 |
ラベル印字ソフトの操作手順を画面で見せながら説明する。 ラベル印字ソフト「合わせ名人2」 http://www.sapulife.com/dnload2/awase.html |
展開 | 課題実習<名刺の作成> ■「◎新規に作成する」を選択し[OK]をクリック。 @「用紙設定」に変わるので、そのまま[OK]をクリック。 A《作成画面》になるので、 Bツールバーの[画像]アイコンをクリックする。 ■作成画面にマウスで「画像枠」を設定すると、 @「画像一覧」に変わるので[他フォルダ]をクリックする。 A左のメニューツリーから[3.5インチFD]をクリックすると写真が表示されるので、 B写真を選択し、[貼り付け]ボタンをクリックする。 C写真が入力できる。 ■同様に[文字][書体]などツールバーで指定し入力する。 |
35分 | (レイアウトとデザイン/保存)
写真の大きさ、文字の配列、色など全体的なバランスを考えながら作業を進めさせる。 いろいろなアイディアなどを出し合い、お互いに協力させる。 |
生徒個人のスキルの差に十分配慮する。
初めて使うソフトなので、操作手順などに慣れていないため個別指導が欠かせない。 |
まとめ | ■メニューバー[ファイル]から、 @「名前を付けて保存する」を選択し、 Aファイル名を「自分の名前」にして[OK]をクリック。 B保存できたことを確認する。 |
5分 | FDの保管とともに「情報の管理」ということも考えさせる。 | 各自でFDの保菅をさせる。 実習は2時間かけるので、次回は「◎新規に作成する」ではなく、「◎既存ファイルを開く」で始められることを指示しておく。 |
使用教材及びWebコンテンツ
使用教材 | |
教材名 | 名刺デザイン用紙 / 各自の顔写真画像データ |
作成ソフト | 一太郎 Ver.13 / デジタルカメラ 又は 携帯電話のCCDカメラ |
活用のポイント | 名刺作成用のデザイン用紙。 |
フリーソフト | |
ソフト名 | Oh Yeah! さぷらいふ(http://www.sapulife.com/) |
ソフトの内容 | 簡単ラベル印字ソフト「合わせ名人2」(簡易版) |
URL | http://www.sapulife.com/dnload2/awase.html |
活用のポイント | コクヨの無料印字ソフト。 |