教科「情報」指導事例
電子メール
学習指導要領との関係
情報伝達、ネットワーク
本項目の指導目標
情報伝達の工夫ということで、さまざまな手段を理解させるとともに、コンピュータや情報通信ネットワークを目的に応じて、適切に活用できる力を身につける。
指導の概要(総時数:6時間)
指導項目 | 指導時間 | 使用教材等 |
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プレゼンテーションとは | 1 | |
プレゼンテーション・ソフトウェア | 1 | |
Webページ | 2 | |
電子メール(携帯の電子メール) | 1 | Webコンテンツ |
電子メール(Webメール) | 1 | Webコンテンツ |
本時のねらい
コンピュータを使った情報の伝達ということで、Webページと並んで広く使用されている電子メールの使い方やマナーなどについて、用語や意味を正しく理解する。
指導展開例(1時限目)「携帯電話のメール」
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
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導入 | 画面に提示したEメールから送信者、宛先、件名などを確認する。 CC(Carbon Copy)は複数の送り先すべてに、送った全員のアドレスが表示される。 BCC(Blind Carbon Copy)複数の人に、他の送信先アドレスをみせずに同じ内容を送る場合に用いる。 |
5分 | Eメール送受信時の要点を理解する。 用語の意味と使い方を理解する。 |
プライバシー保護の観点から、生徒個人のEメールアドレス等が表示されないように注意する。 使用ソフト:Outlook Express |
展開 | 各自の携帯電話からEメールを先生宛に送信する。 <メールマナーについて> □宛先を確認しよう □タイトルとメッセージはわかりやすく □署名をつけよう □添付ファイルは小さく □テキスト形式で <こころづかい> □相手に不快感を与えないよう気配りをしていますか <パケットについて> データの単位。1パケットは128バイト、64文字相当。 電子メールの特性、メリットやデメリットなどを再確認させる。 |
40分 | Eメールを送信する時、どんなことに注意したらいいか考えさせる。 携帯電話の画面は一行10文字程度なので、句読点や改行を入れない生徒が多い。そのためOutlook Expressをはじめとするメーラーでは、文章がとても読みづらいことに気づかせる。 携帯電話でのEメールは、送受信に料金がかかる。PCは無料。 文字化け、メールマガジンやスパムメール(迷惑メール)などについて理解させる。 |
携帯電話のEメールとPCメールの違い、特に本文の書き方に気づかせる。 パケットをイメージ動画で見る |
まとめ | Eメールを送受信する相手をきちんと意識する。 | 5分 | プライベートとビジネスを区別させる。 | 正しい日本語を使い、文章を書くことに心がける。 |
指導展開例(2時限目) 「Webメール」
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
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導入 | 画面に提示したフリーメール(infoseekメール)の署名を確認する。 |
10分 | Eメールには本文の後に署名を記載することがマナーになっていることを理解する。 | デザイン用紙を配布し、操作手順を画面で見せながら説明する。 署名デザイン用紙 ![]() |
展開 | 課題実習<署名の作成> ■infoseekメール @「トップ」のメニューツリーから「オプション」をクリックし、 A「署名管理」を選択する。 ■署名管理 @各自の《デザイン入力》する。 A完成したら「保存」をクリックする。 B「プレビュー」で確認する。 署名が完成したら、 ■「メールの作成」をクリックし、 @宛先、件名、本文(内容)を 入力し、先生宛に送信する。 送信の確認をする。 ■送信フォルダをクリックして、 @「送信済み」リストの中の自分のメールを確認する。 |
35分 | Eメール本文の後に付ける「署名」とは何かを考えさせる。 携帯電話のEメールにも同じ機能があることを知らせる。 文字化けなどについて理解させる。 句読点や改行を入れさせて「読みやすい」文章を書かせる。 アドレスは「半角英数モード」で正しく入力しないと届かないことを理解させる。 |
いろいろな署名を集めたWebページを参照させる。 http://www.shizukichi.com/Signature/ 文字化けの原因となる特殊文字や記号等は使用しない。 ハイフン(−)と長音記号(ー)を区別するよう注意を喚起する |
まとめ | フリーメールは、インターネットに接続してあるパソコンならどこからでも使えることを実感する。 | 5分 | 自分が使用しているパソコン以外からでも、ログインIDとパスワードを入力すれば、どこのパソコンからでも使えることを実感させる。 | ログインIDとパスワードは自己管理、個人の責任であることを周知させる。 全員が課題実習を終えた時点で、それぞれの作品を相互評価する。 |
使用教材及びWebコンテンツ
Webコンテンツ | |
Webページ名 | 情報機器と情報社会のしくみ素材集(http://www.sugilab.net/jk/joho-kiki/index.html) |
コンテンツタイトル | 1707−2通信プロトコル(パケット) |
URL | http://www.sugilab.net/jk/joho-kiki/1707/ |
活用のポイント | パケットのイメージを動画で確認できます。 |
Webコンテンツ | |
Webページ名 | shizukichiのホームページ(http://www.shizukichi.com/) |
コンテンツタイトル | 署名Web |
URL | http://www.shizukichi.com/Signature/ |
活用のポイント | メールの署名を参照できます。 |