調査研究
C M Sを活用した学校ホームページ
~開かれた学校づくりのためのContents Management System~
(平成19年度調査研究事業) (更新)-
「情報化社会」の急速な進展により、インターネットが日常的に使われるようになって、すでにかなりの年月がたちました。文部科学省が平成17年度に行った「学校における教育の情報化の実態などに関する調査結果」によると、公立学校におけるホームページの開設率は76.1%でした。その後もこの数値は上昇しています。しかし、これらの学校ホームページから、保護者や在校生、入学を希望する児童生徒や同窓生、地域の方々に適切な情報が伝えられ、より良い学校づくりのために活用されているかどうかを考えると、必ずしも充分であるとは言えない状況にあるようです。
栃木県では、とちぎ教育振興ビジョン(二期計画)において、第1章の「地域の教育力を活かした学校づくり」のなかで「学校のホームぺージの充実」を掲げています。今年度、当センターにおける調査研究事業では、県内における学校ホームページの実態を把握してまいりました。また、コンテンツ・マネジメント・システムを活用して、児童生徒のプライバシーを守りながら、保護者や地域社会などに「開かれた学校」にふさわしい学校ホームページのモデルを作成し、その効果の検証に取り組んできました。本資料の作成にあたっては、小・中・高等学校の取り組みから、ホームページの立ち上げや運用管理をイメージしやすいように、具体的な活用例や運用する際の配付資料など、実践的な情報を中心に編集しました。
本資料が、本県の学校ホームページの活性化に寄与し、よりよい学校づくりへの取り組みにつながることを願っております。
最後に、本資料の作成にあたり御尽力いただきました研究協力委員の皆様に、深く感謝申し上げます。
平成20年3月
栃木県総合教育センター所長
五味田 謙一
(PDFファイル:4.78MB)
- 目次
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1 本書のねらい 2 学校ホームページの現状 3 CMS(Contents Management System)の特長 4 CMSの導入に向けて 5 研究協力校の実践 ○ NetCommonsをベースに既存のコンテンツを活用 日光市立落合西小学校 ○ NetCommons上に従来のページデザインを再現 那須町立芦野小学校 ○ 既存ホームページ+ブログン・写メールBBSで快適更新 二宮町立久下田中学校 ○ NetCommonsで全市一斉の学校ホームページ構築 佐野市立南中学校 ○ 既存ホームページ+XOOPSで学校らしさを表現 県立栃木工業高等学校 ○ NetCommonsモジュール、アンケート機能の活用 県立那須拓陽高等学校 6 参考資料